デス・マストから約半年、マストのリカバリーは終了した。電触した部分は大目にカットして捨てた。強度には影響が出ないようにした。問題のつなぎ工作だが、溶接はやめておく。溶接で加熱されると金属強度が極端に弱くなると言われている。「 金属の焼きなまし 」 だ。特にアルミ金属は弱くなるらしい。

 

 以前、同じようにデス・マストした30フィート・ヨットのマストで溶接修理されたのが、大した台風の風でもないのに、溶接個所の少し下部できれいに折れたのを見たことがある。まるでクッキーが折れ割れた感じであった。

 

 そこで、マストのつなぎは熱を加えず、マスト内部につなぎとして30センチほどの長さで、内部にぴったりと合う別のマストを差し込み補強することにした。

(インナーマストはホビー16のマストを使用した。ナクラのマストとほぼ同じカット面なのでマストの背の部分をナクラの面にはまるよう多少カットして押し込んだがかなりの反発があり、はめ込むのに苦労した。まるでトーションバー的な反発力なのだ。おかげでビシっと隙間なく、はまり込んだ。)

 

 

 これは、プロの業者の修理方法にちかい。30ブラス30で60㎝が上下に補強として差し込まれているので二度とその部分から折れることはない。ナクラ艇はセーリング時、マストを極端にレーキさせるタイプでないので問題はない。

 

 スプレッダーのステンが接触する部分は、さらにアルミ金属で補強しておいた。問題の電触部は傘圧されたアルミが受け持つので肝心のマスト本体には接触していない。電触、劣化、強度にはまず影響しないと思う。

 

 この際、トレーラーも新しく制作することにした。ナクラを購入して約5年。かなり錆が激しくなってきているので鉄製トレーラーは、廃棄することにした。今回のマスト・アクシデントやトレーラーの劣化は海水の影響での錆にほかならない。・・・毎年の防錆作業には飽き飽きしていた。この際、トレーラーは木材を使用して制作することにした。

 

 これで、錆に悩まされることはない。が、入出航時は、すこしコツが必要となると思われる。木材なので本体が浮いてしまうのだ。艇も浮き、トレーラー本体も浮いてしまう。

 

 

「 オヤカタ~、そのまま、船台ごとセーリングしたほうが良いんやないと?手間がはぶけて 」・・・ トウリョウ

 

 

「 ・・・・***#$?*?# 」・・・・・・おやかた

 

 

 試行錯誤しながらなんとかするしかない。さらに問題なのは、キャスターが4個となったので、小回りが利かなくなった。回転半径が大きくなってしまい、使いずらくなった。近くのスロープからの入出航は無理となった。・・・・これは、出しやすく広いスロープを利用するしかない。少し距離があるが余裕のあるスロープを使用することにする。以前のトレーラーは2輪で小回りもきいて海水にも沈み、比較的楽に入出航が出来たが、しかたない。

 

 これで、艇や関連機材などの重整備は終了したが、この際、再塗装も実施しよう。だいぶ塗装がくたびれてきた。南国の紫外線の強さは、すさまじい。2年弱で塗装面が焼けてきた。

 

 メイン・セールも新品となり、その他関連もリカバリー終了したが、船長の体力と気力にガタがきはじめている。修理作業及び機材購入費など、老体にかかる体力及び費用のストレスは大きかった。寄る年波には勝てないらしい。年齢はリカバリー出来ない。受け入れるしかない。・・・縦沈・横沈・完沈には、もう対処出来ないか難しいと思われる。・・・・なるべくコンディションの良い時を選んで活動しよう。・・・・そうしないと永くはもたない。・・・と思う夏の・・・・。

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上記のインナーは試作品です。(内部に、はまっている5㎝位のインナー・マスト)これを60㎝の長さに制作して、インナー・マストとしてさしこみ固着させ防水を終了させた。

・ マスト 修理作業終了