十年ほど前 月曜日の朝、事務所の椅子に腰掛けていると、右足首に違和感が。どうも足首が重い部屋の中を歩き回っているうちにズキズキしだしてきた。やがて体重をかけると、我慢ができなくなるほどの激痛がはしった。「なんだ。なんだ。どうしたのだ。どうなっているのだ。」

 昨日、苦手のカラオケ店で、飲みすぎて足を挫いたのかな?それとも家人に夜中足を踏まれたのか?とにかく痛い、だんだん尋常な痛さではなくなってきた。まるで、大ハンマーで足首を、グジャグジャに叩きつぶされた後、歩いてみろと言われているような痛さなのです。床に足を置くことも、もう出来ません。

 前日の日曜日に友人からの電話で、カラオケ店にいるので夫婦でおいでとの誘い。カラオケは苦手だが久しぶりに、昔のバイク仲間とも会えるし、ジョッキのビールもおなかいっぱい飲めるぞと車を飛ばしてトマトへ。

 そこには、仲間たちが大声、でオンテイの外れた歌のようなものを、がなりたてています。部屋の中は、タバコの煙に、ビールのジョッキ、ツマミが灰皿の中に、お皿の上にタバコの吸殻が、相変わらずの、良き友人、良きお友達たちです。

 運転手は、同伴している、ここは心置きなくジョッキをかけつけ3杯、ツマミの、から揚げをほおばりビールで流し込む、さらにジョッキを追加しいっきに空ける。いかん、酔いが回ってきた、マイクを渡され歌を歌う。「♪ビールを回せ♪朝までのも~お~♪あんたが一番おいらは二番~♪ハードンドン」。

 有料騒音発生室で、飲んだビールはジョッキでおよそ9杯、泡盛の量は、覚えておりません。かくして翌日の月曜日のイタイイタイ騒動と、あいなりました。

 

 あまりの痛さに、我慢できず、健康保険手帳と、財布を握り締め、総合病院へ、駐車場に車を止め、片足ケンケンで階段を降り、受付を済まし、片足ケンケンで、内科の待合室へ、ようやくソファーに座っても傷みは変わらず、名前を呼ばれるまでの時間痛む足は、床につけられず,わずかに浮かして待機です。

 通路に面して座っているのですが、その前をいろいろな人の往来があります。痛む足を、通りすがりに、蹴られるのではないかと、バリアー光線を、出来るだけ発射し、威嚇します。特に、がにまた歩きの、肩ゆさぶりおじさんは恐怖です。

 バリアーを出し疲れたころ名前をよばれ診察です。「どうしました。」、「朝起きると足首に激痛が。」、「どれどれ」、といろいろ診察した結果、「痛風ですね。血液検査で、ニョウサンチが9.2あります。あと、ガンマー、ナンタラ、カンタラ、が高いですねお酒は控えましょう。」、との診断結果。痛み止めやら、いろいろなお薬を調合され自宅へ。

 おれは、痛風なのか、ツウフウとは、たまに聞くことはあったが、まさかオレがかかるか。と独り言を言いながらボルタレン・ザボを挿入。痛み止めが、ようやく効いてきた「ズッキン!ガッキン!ズッキン。」から「ズーズー」くらい楽になった。

 それから10日間、痛み止め無しでは夜間、寝られませんでした。昼間は何とか、しのげるのですが、夜は我慢が出来ません。トイレに行くにも、たいへんです。松葉杖などありません。手作りカヌーのオールに、タオルを巻いて代用します。その代用品が、床の上だと、すべるすべる、全体重を、掛けているのでツルっと滑ると思わず、痛い足でも、ついフォローに出してしまうのです。「アガ~痛ンギャー。イタイ。痛い。痛い。」、と声にもならないほど、傷いのです。

 ことを、終えても、布団にバタっと倒れこむことは、出来ません。ゆっくりそっとスローに、痛む足をかばいながら、全身に力をこめて、息も潜めて、ソッと寝込みます。それからようやく、力を抜いていきます。そんな感じで毎日、毎日、毎日痛いのですよ。考えられますか。

 

 意外なことに、10日目にスッと傷みが無くなりました。摂生に努めたのが効いたのでしょうか。あの24時間ずっと痛みどおし、だったのがスッと、うそのように、楽になったのです。飛んだり跳ねたりしても、屈伸しても、前蹴りしても、痛くありません。地獄からの生還、と言っても大げさではありません。それほど痛かったのです。

 それから、2~3年は痛風は出ませんでした。痛風持ちだというのも忘れていました。しかし、またまたお出ましになられたのです。痛さんが。

 そのころ、アウトドア・クッキングに懲りまして、書籍もずいぶん購入し、マニュアルどうりレシピのとうり、クッキングです。ダッチオーブンの12インチでローストビーフ、10インチでチャーシュウ、チタンのフライパンでチャーハン、スーチカーにフライドチキン。まだまだ狂牛病、といった単語がないころです。

 肉料理をあきるまで、毎週、切磋琢磨しておりました。男の料理には、ビールが付き物、発泡酒という単語も無いころです。プリンタイいっぱいの、純ビールを、肉をさばいて、油まみれ、ギトギトになった手で滑らないように、手のひらをのばし親指で挟むようにビール缶を持ち、喉に流し込みます。「これがたまりませんな~。こたえられませんな~。」

 七輪の炭火で、ゴーヤチャンプルー料理です。火加減は中火で、フライパンに油を適当にいれ、ナベを回し煙が出てきたら、カットしたゴーヤー2本分をぶち込みさっと痛め、ポーク缶の半分を手の平で、くずし入れ、つぎに、豆腐半分をこれまた手で、大きめに崩しいれます。それからは七輪の火を強火にし、ジャージャアーと炒めかき回し、適当な時間に、カツオだしを半分、コショウ適当、粗塩適量、またまたかき回し、仕上げにナベのふち廻りに、ショウユを少々回したらしまして完成です。あっ、卵を入れるのを忘れていた。後でぶち込みフタをすれば良いでしょう。しばらく休憩して、ビールを飲んでいる時間に蒸されてちょうどいいかも。

 痛風は、贅沢病と、世間では思われておりますが、それは誤解です。偏見です。私が購入する肉は、牛肉ニュージーランド産ワンパック600円、豚肉がデンマーク産皮付きグーヤー、ワンパック650円、鶏肉といえばブラジル産ちょっと贅沢して800円成り。私は問いたい。千円以内に抑えたお買い物、それのどこが贅沢なのでしょう。

 肉料理が続いたせいでしょうか、夜中に始まりました。「ズッキン、ガッキン、ズッキン。」2~3年忘れていた痛みが、「来た、来た。」痛風の症状は経験上、解っております。朝方病院へ直行です。

 それから、毎年症状が出るようになり、真剣にアルコールを控えるようになりました。特にビールを、多くても1日2本くらいに抑えています。では大きな原因は何か、食べ物、アルコール、それもありますが、私自身の運動不足だと指摘を受けました。対策を講じなければと考えております。有酸素運動の勉強をしなくては。・・・・・・・・・

? ちなみに私、痛風仲間がおりまして、現在、会員は2名です。 ・沖縄、痛風友の会 O・T・A・・・・・・オキナワ・ツウフウ・アソシエーション・

    

・会長         匿名希望の為記載無し  

・副会長        照屋 優   

・南部支部長     本人未確認の為 記載後日

 

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